このコンテンツでは、一般的に「五十肩」と言われている肩の痛みについてお話ししています。実はこの五十肩という名称は今まで混乱して使われて来た感があり、広い意味と狭い意味での五十肩というものがありますが、一般的にはこの狭い意味での方を指して五十肩、と呼んでいるようです。
それは、「特に外的要因なしに、肩の関節が固まってしまって、自動他動ともに可動域が制限された状態」と言えます。
広い意味では、例えば事故で肩を打撲・骨折した、腱板が切れた、カルシウムの代謝異常で石灰沈着を起こした等、様々な原因で肩の関節が固まって（拘縮）、自動他動共に動かせないと言った、外的要因のある場合も含めて五十肩、という場合があります。
ここでは、模型を使って肩の仕組みを解説する事に始まり、患者さんとの診察風景をシミュレーションして急性期と慢性期それぞれの病態、および治療とリハビリの詳しい内容について、俗説の間違いに対する指摘も含めて分かりやすく解説しています。

• ＜前のページ
• 一覧に戻る
• 次のページ＞