外来診療でも非常に多く見受けられ、たくさんの人々が悩んでおられるのがこの「腰部脊柱管狭窄症」です。その代表的な症状やその他の症状を具体的にお話しする事に始まり、その病態について、模型と実際のMRI画像を使って詳しく説明しています。
そこでは、脊柱管狭窄症は、腰椎すべり症、椎間関節の変形、黄靱帯の肥厚、後縦靱帯骨化症など、様々な原因によって起こる事が見てとれると共に、そのような年齢的な変化が脊柱管狭窄症を起こしてくる事がよく分かります。
治療については、フレクションブレースと呼ばれる屈曲コルセットのお話、日常生活上で気をつけるポイント、投薬にはどのようなものがあるか、硬膜外注射の概要、理学療法による治療の概要、などについて解説しています。
さらに、手術治療については、一般的な手術方法である開窓術の概要について述べると共に、固定術、骨移植術についても触れています。

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